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昭和史のかたち

東京裁判70年=保阪正康

左上から時計回りに▽首相として訪米中にアイゼンハワー米大統領とゴルフを楽しむ岸信介▽南京入城式で先頭を行く馬上の松井石根指揮官▽東京裁判の法廷玄関に並ぶA級戦犯の被告たち=コラージュ・立川善哉

立場が逆ならどうなったか

 今年は極東国際軍事裁判(東京裁判)の終結から70年である。この裁判はドイツのナチス指導者たちを裁いたニュルンベルク裁判と共に、20世紀の象徴とされている。文明の名において裁くとの名目で、「平和に対する罪」「殺人の罪」「人道に対する罪(通常の戦争犯罪)」の3種類に分けて55の訴因が提示され、28人の戦時指導者に戦争犯罪人として起訴状が出た。これが昭和21(1946)年4月29日であり、法廷は5月3日から始まった。

 それから2年半ほど後の昭和23(48)年11月12日に判決が下され(裁判中に病死などがあり言い渡さ…

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