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工芸の地平から

日本と台湾の表現を融合=外舘和子

 毎年、年度末になると美大・芸大の工芸領域の博士学位審査員に招聘(しょうへい)されるが、昨今、中国や韓国など近隣のアジア出身の留学生を数多く見かけるようになった。私が担当した一人、金沢美術工芸大学の博士課程で金工を学んだ黄照津(こうしょうしん)は、台湾からの留学生であった。

 例えば絵画の世界なら戦前は欧州、戦後は米国が主な留学先であったはずだが、工芸の領域に関しては、今日、日本が「先進国」の一つと見做(みな)されているようだ。韓国からの大学院生などは、熾烈(しれつ)な受験戦争を回避する意図もあるかもしれないが、そうした事情を差し引いても、日本で工芸を学ぶ価値はあるらしい。

 しかし、歴史を振り返れば日本の工芸の多くは、もともと近隣のアジア、特に中国が手本である。日本では弥…

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