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ドローンで見た被災地

(1)飯舘村・フレコンバッグ

一面に広がる汚染土が詰まった「フレコンバッグ」の“山”=福島県飯舘村で2018年3月4日、小型無人機から岩下幸一郎撮影

 東日本大震災から7年を迎える福島県飯舘村。いたる所に今も汚染土が詰まった「フレコン(フレキシブルコンテナの略)バッグ」と呼ばれる袋が大量に積み上げられている。

 環境省によると、同村内における国直轄の除染事業だけでこれまで約250万袋が発生し、今年1月末時点でも約228万袋が未処理のまま仮置きされている。1袋の容量は1立方メートル。

 小型無人機ドローン搭載のカメラでかつて農地だったエリアをとらえると、雄大な阿武隈高地の山並みをバックに、緑色のシートでおおわれた除染廃棄物の“山”が綿々と連なっていた。

 同村は東京電力福島第1原発から30キロ圏外にあるが、北西に流れた放射性物質の影響が大きく2011年5月以降、全村避難した。避難指示は昨年3月末に一部を除いて解除され、今年4月からは学校も再開する予定だが、村内居住者(今年3月1日現在)は618人。解除区域の居住率(住民基本台帳上の人口に占める割合)は11%にとどまる。住民の帰還が進まない理由の一つに挙げられているのが、汚染土処理の長期化だ。

 ただ、汚染土を最長30年間保管する中間貯蔵施設の本格稼働が昨年始まり、今後は徐々に搬出が進む見通し。しかし、今年1月末時点でも村内84カ所(計約276ヘクタール)が仮置き場などとして使われており、原状回復して地権者に返されたのは14カ所(計約42ヘクタール)にとどまっている。【写真映像報道センター】

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