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東日本大震災7年

/上 沿岸部の家を考える 木造仮設のモデルづくりに取り組む 建築士・内野輝明さん(54) /徳島

漁村の高台移転を考える「こうのすまい」を設計した内野輝明さん。小さな基礎からせり出す建物は、柱材を重ね合わせた梁で支える工夫をした=徳島県美波町木岐で、蒲原明佳撮影

 美波町木岐地区の漁村を見渡す高台。上っていく道と傾斜地の曲線に沿って木づくりの家が連なりあう。中は木の梁(はり)や柱がそのままの姿を見せ、上へ隣へと階段を行くと秘密基地を思い出す。ここは、普段は田舎の暮らしを体験する「ドミトリー聖ケ丘」。でも津波が襲ってきた時は、地域の暮らしを守る避難所になる。

 東日本大震災は、津波が町を根こそぎさらった。「助かる命を助けたい」。南海トラフ巨大地震に備える地域の人々と、内野輝明さん(54)ら徳島の建築士が、災害の前から生活の場を少しずつ高台へ移す「高台移転」のモデルとして2014年に造った「こうのすまい」だ。もしもの時にも生活とコミュニティーを守る仕組みを、探し続ける。

 震災発生から2カ月後、内野さんは仲間と宮城県気仙沼市から海岸線を下った。住宅が並んでいたはずの団地…

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