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ストーリー

東日本大震災7年(その2止) 刻まれた命の教訓

丹野祐子さん(左から2人目)に案内されて閖上地区を歩く人たち。奥でかさ上げ工事が進む一方、手前には震災の爪痕が残る=宮城県名取市で2月25日、宮武祐希撮影

 

 ◆語り部の母、自責の7年

「津波なんて」と軽視

 「津波なんて来ないから大丈夫」

 東日本大震災で長男公太さん(当時13歳)を亡くした宮城県名取市の丹野祐子さん(49)は津波に襲われる直前、近くにいた公太さんに言った記憶がある。

 2011年3月11日。丹野さんは名取市立閖上(ゆりあげ)中3年だった長女の卒業式を終え、謝恩会が開かれた閖上公民館にいた。親子約80人が出席した会が終わろうとしていた午後2時46分、震度6強の地震に襲われた。

 揺れが収まるのを待ち、公民館前のグラウンドに避難した。近くに住む義父母の所に心配して行ってみると「この辺に津波なんて来たことがない」。義父が近所の人と話していた。前年にチリで大地震が起きた際、日本の気象庁は17年ぶりに大津波警報を発表した。だが、陸への被害はほとんどなかった。義父の言葉に丹野さんも納得した。

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