メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

沼野充義・評 『世界イディッシュ短篇選』=西成彦・編訳

 (岩波文庫・994円)

マイナー言語で書かれる「世界文学」

 イディッシュ語と言っても、多くの読者にはあまりなじみのない言語だろう。東欧系ユダヤ人が日常的に用いた話し言葉であって、中世の高地ドイツ語をもとに、ユダヤ人の聖なる言葉であるヘブライ語を取り込み、ユダヤ人の移住先のポーランド、ロシアなどのスラヴ諸語との接触を経てできあがった。筆記にはローマ字ではなく、ヘブライ語と同様に、ヘブライ文字が用いられる。

 イディッシュ語は長いこと、ドイツ語の「崩れた」ユダヤ方言のような扱いを受け、なかなか独立した価値の…

この記事は有料記事です。

残り1236文字(全文1489文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 小6女児が2日前から行方不明 大阪府警、情報提供呼びかけ

  2. 女子高校生、フェリーから飛び降り死亡 家族から不明届、警察官が保護し同行中

  3. 堺市立小教諭、教え子の中1少女にキス 口止めも 強制わいせつ容疑で逮捕

  4. 日中合同追悼の集い 強制連行、悲劇訴える靴 6830人分、それぞれに命と家族 /東京

  5. 唐揚げ、焼きそば、瓶ビール…官邸幹部の「セコい裏技」露呈 「桜を見る会」弁明

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです