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健康を決める力

対話で生まれる理解=聖路加国際大教授 中山和弘

患者が情報を十分に理解して価値観に合った選択をすることが重要(「健康を決める力」http://www.healthliteracy.jp/より)

 先月出版された孫大輔さんの「対話する医療--人間全体を診て癒すために」(さくら舎)が、(私の本と共に)好評です。健康や医療において対話が持つ力を、わかりやすく解説しています。孫さんは日本では貴重な家庭医で、人生の伴走者のように人間と家族全体を診るために対話を大事にします。それでも、診察室では患者が本音を話せていないと感じて、患者・市民と医療者が対等に対話できる場として「みんくるカフェ」をつくりました。出会いはツイッターでしたが、私の研究室に社会人大学院生として所属し、カフェの参加者の意識調査を実施しました。調査を通じ、多様な価値観を持つ人との出会いから、多くの人がものの見方が変わる学びを得たり、ヘルスリテラシーを向上させたりしていることが明らかになりました。その成果で、孫さんは看護学の博士号を取得しました。

 カフェに参加し、話題提供をしたことがあります。患者中心の意思決定、すなわち患者が情報を十分に理解し…

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