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この空の下で

「田舎がない」まま徳島県唯一の村へ

 ピンと張り詰めた静寂の中で耳を澄ますと、サラサラサラと鉛筆が紙をなぞるかすかな音が聞こえてきた。2015年10月に東京から徳島県唯一の村、佐那河内へ移住した植松里奈さん(31)は、硬筆七段の腕前を生かし「みどりな教室」を主宰、字の書き方を教えている。

 「姿勢を正してください。よろしくお願いします」。始まりのあいさつを交わすと、文机の前に正座した生徒たちは、真剣な面持ちで課題の字を書き始めた。週1回、地域の集会所で開かれる教室に通うのは、小学生から高齢者まで12人。「長い、短いのバランスがすごくきれいだよ」「今までで一番上手に書けてますね」。課題を添削する植松さんの笑顔に、緊張気味だった生徒の顔がふっとほころんだ。

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