スマトラ沖大地震や東日本大震災などの大震災の経験を参考に、子どもたちに防災教育活動を行っているのが、早大防災教育支援会「WASEND(ワセンド)」。国内だけでなくインドネシア等国外の小学校でも開かれている防災講座や、絵本製作の取り組みについて取材した。【早稲田大・廣川萌恵】
設立のきっかけは、14年前にインドネシアを中心に大きな被害を出したスマトラ沖大地震。津波などで20万人以上が犠牲になった。当時、早稲田大学社会環境工学科の教授だった浜田政則さん(74)が、被災地を視察した際、防災教育の必要性を実感し、活動を開始。8年前に、浜田さんの講義に興味を持った学生たちがその意思を受け継ぎ、「WASEND」として組織化し、独立した。
活動しているのは、土木や防災を学ぶ、創造理工学部社会環境工学科の学生約30人。それに加えて、インドネシアからの留学生も通訳などで活躍している。
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