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第103回全国高校野球選手権

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第90回センバツ 近江/上 野地美希マネジャー 東京から進学、夢実現 /滋賀

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近江のマネジャーの野地美希さん=滋賀県彦根市松原町の同校グラウンドで、小西雄介撮影 拡大
近江のマネジャーの野地美希さん=滋賀県彦根市松原町の同校グラウンドで、小西雄介撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

 近江のマネジャーで2年の野地美希さんは中学まで東京で育った。琵琶湖をイメージしたユニホームに憧れて近江に入学したという。甲子園を前に「最高の状態で臨めるように選手たちをサポートしたい」と話す。

 元々、家族はサッカー好きで野球に縁はなかった。中1の時、同級生にプロ野球の試合に誘われて魅了される。その後もプロの試合を観戦したり、同じ中学の野球部の練習を見たりして好きになった。

 中2だった2014年の夏。彦根の祖父母宅に遊びに来た際、甲子園に出ていた近江の試合をテレビで見た。「かっこいい」。印象的な青のユニホームに一目ぼれしたという。

 中3の時に進学したい高校を調べる課題が出て、東京から迷わず近江に足を運んだ。その日は偶然、グラウンドで野球部が青のユニホームで練習試合をしていた。間近で見て「絶対にマネジャーになる」と決めた。

 親元を離れての進学。母は背中を押してくれたが、反対する父に「もう一度考え直して」と言われた。それでも気持ちは変わらない。近江の願書を出す日、父に尋ねた。「いい?」「うん」。最終的には送り出してくれた。

 練習試合ではマイクで選手の名前を読んだり、スコアをつけたりする。「大変なこともあるけど充実しています」と笑顔で話す。

 マネジャーになって2年。選手たちを間近で支え、昨秋の近畿大会準々決勝でセンバツをたぐり寄せる勝利もスタンドで見届けた。自らも時間の大切さに気付き、精神的に成長したという。

 甲子園の試合には東京の家族も駆けつける。「私が楽しそうにしている姿を見てほしい。近江に行かせてよかったと思ってくれるから」【小西雄介】

    ◇ 

 各チームの選手たちを支える人を紹介します。

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