青函トンネル

開業30年 JR北、維持費負担重く

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貨物列車や北海道新幹線が通る青函トンネルの本坑=北海道福島町の吉岡定点付近で2018年3月6日午後1時55分、日下部元美撮影
貨物列車や北海道新幹線が通る青函トンネルの本坑=北海道福島町の吉岡定点付近で2018年3月6日午後1時55分、日下部元美撮影

 総工事費約6900億円を投じ、延べ約1400万人が約24年間かけて完成させた青函トンネル(全長53・85キロ)は、13日に開業から30年を迎える。本州と北海道を結ぶ大動脈に、新幹線という新しい役割が与えられてから間もなく2年。重要性がますます高まる一方で、年齢を重ねるごとにJR北海道には維持費がのしかかっている。【日下部元美】

 足元に湧水(ゆうすい)がたまり、水の流れる音が響く。「排水をやめたら、あっという間に水没してしまいます」。JR北海道函館新幹線工務所の藤田敦志所長は、青函トンネルの最深部にあたる津軽海峡の海面から約280メートル下の地点で説明した。

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