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米国在住の父親が、息子(13)を連れて日本に帰国した母親に子の引き渡しを求めた人身保護請求の上告審判決が15日、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)で言い渡される。母親は、国境を越えて連れ去られた子の扱いを定めた「ハーグ条約」の国内実施法に基づく裁判所の返還命令に対して引き渡しを拒んでいる。最高裁は、この点が人身保護法の禁じる「違法な身体拘束」に当たるかの判断を示すとみられる。【伊藤直孝】
ハーグ条約を巡っては、裁判所の返還命令を受けた親が子を返さず、引き渡しの強制執行にも応じないケースが相次いでおり、最高裁判決が注目される。
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