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子供いない夫婦、「おひとりさま」の相続 元気なうちに遺言書を

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子供のいない夫婦の法定相続割合の例
子供のいない夫婦の法定相続割合の例

 子供のいない夫婦や「おひとりさま」が増えている。その場合、子供がいる家よりも相続が複雑になりやすい。死後に異母きょうだいが見つかり、骨肉の争いになることもある。のこされた親族が面倒な手続きに奔走したりトラブルに巻き込まれたりしないために、知っておくべきことは?(ライター・福島安紀)

相続人不在は国庫に/友人、団体へ遺贈可能/遺産リストアップを

 東京都在住の主婦、春江さん(68)=仮名=は、8歳年上の夫に先立たれたらと考えると不安でたまらない。夫は、母親が亡くなった時の遺産相続でもめて兄姉と不仲になった。「その後、義兄は亡くなりましたが、もしも夫が死んだら、財産は自宅とわずかな貯金しかないのに、義姉やおい、めいが遺産相続を要求してくるかもしれません。でも夫は何の準備もしてくれないのです」と訴える。

 春江さん夫婦に子供はいない。その場合、どちらかが死亡した時の法定相続の割合は、親が存命なら配偶者が3分の2、親が3分の1。親が死亡していたら配偶者が4分の3、兄弟姉妹が4分の1を分ける。兄弟姉妹が死亡していれば、その子供が権利を受け継ぐ。

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