連載

街角のマナび場

毎日新聞デジタルの「街角のマナび場」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

街角のマナび場

/19 渡来人歴史館(大津) 共生の未来への手がかり /京都

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
「故国に帰れない」と沖縄で生きた元従軍慰安婦の像。「或る流浪の望郷」というタイトルがつけられている=大津市梅林の渡来人歴史館で、戸田栄撮影
「故国に帰れない」と沖縄で生きた元従軍慰安婦の像。「或る流浪の望郷」というタイトルがつけられている=大津市梅林の渡来人歴史館で、戸田栄撮影

 京都には朝鮮半島からの渡来人ゆかりの場所が多い。訪ね歩く前に予習をと、大津市梅林の渡来人歴史館を見学に行った。河炳俊館長(70)は「在日コリアンとしての自らの歩みから、日本と朝鮮半島の関係史を学べる場所が必要だと考えました」と語り、思いを同じくする同胞や日本人と私設博物館を設立し、運営してきたという。まずは、その話を伝えたくなった。今回のマナび場は、歴史学習を通じて多文化共生社会実現への熱い思いを秘める同館としよう。

 同館は2、3階が展示室で、パネルによる史実の紹介が中心。2階は近世以前の日朝関係史を学べる。「大津宮で活躍する渡来人」など地元・滋賀県関係が多いが、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)(後の天智天皇)が667年に遷都して大津宮を置いた場所だけに、内容は郷土史のスケールを超えている。

この記事は有料記事です。

残り1369文字(全文1721文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集