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第94回センバツ高校野球

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第90回選抜高校野球

おかやま山陽ナイン、「宝物」励みに夢舞台へ 先輩のグラブ、マネジャーのお守り… /岡山

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それぞれの宝物を持つおかやま山陽の(左から)有本雄大投手、宮地翔矢選手、林勇作投手=岡山県浅口市金光町で、益川量平撮影 拡大
それぞれの宝物を持つおかやま山陽の(左から)有本雄大投手、宮地翔矢選手、林勇作投手=岡山県浅口市金光町で、益川量平撮影

 <センバツ高校野球>

 第90回記念選抜高校野球大会に出場するおかやま山陽ナインには、それぞれ大切にしている“宝物”がある。先輩から受け継いだグラブやバット、マネジャーからもらったお守り……。贈り物に込められた思いを胸に、時につらい練習も乗り切って夢舞台に臨むつもりだ。【益川量平】

 エースの有本雄大(ゆうだい)投手(2年)の宝物は、昨夏の甲子園のマウンドに立った小松章浩さん(18)から託された黒色のグラブだ。

 きっかけは、有本投手のグラブが壊れてきているのを小松さんが目にしたことだった。小松さんは、愚痴をこぼさずに練習をこなす有本投手を後輩ながら尊敬していた。「グラブをあげるとしたら、あいつだった」と振り返る。

 有本投手にとっても、小松さんはずっと目標にしていた先輩だった。「このグラブを先輩が大切にしていたことは知っていた。練習で使うのはもったいないくらい。小松さんの制球力や速球を超えたい」。厳しい練習を耐え抜く原動力にもなっている。

 林勇作投手(1年)の宝物もグラブだ。小松さんと並ぶ2本柱として、昨夏の甲子園で先発した大江海成さん(18)から受け継いだ。林投手を教室に呼んで渡したという大江さんは「まだ体は細いが、球が速い。制球力を付けて成長し、エースになってほしい」と期待を込める。練習時に大江さんが投げている姿を見て勉強していた林投手は「相手打者に物おじせずに投げる姿が格好良くて、憧れていた。うれしかった」と話す。

 宮地翔矢選手(2年)は、前主将の川田友さん(18)から譲り受けたバットを大切にしている。新チーム発足後、練習を見に来ていた川田さんから「これでしっかり打てよ」と金色のバットをもらった。宮地選手は「このバットで好機に1本打ちたい」と意気込んでいる。

 岡本彬投手(2年)の宝物はマネジャーからもらったお守りだ。昨夏、学校の教室にマネジャーたちが来て名前入りのお守りを手渡された。練習試合が終わった後、アイシングをしてくれたりするマネジャーには感謝していた。昨秋の公式戦で出番がなかった岡本投手は、まずはベンチ入りを目指し、かばんにお守りを大切に付けている。

 打線の中心の森下浩弥(ひろや)選手(同)はスタンドからの歓声が宝物だという。「試合に出ていない人も喜んでくれた時に一体感を覚え、うれしくなる。スタンドの声援が自分の背中を押してくれる」。部員全員が一丸となり、悲願の甲子園1勝を目指す。

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