- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
<くらしナビ おとなへステップ>
一つだけの正解がない問いを哲学者たちが語り合う「てつがくカフェ」。今回のテーマは「今ある言葉はだれがつくった?」です。
◆ゴードさん
自然に発生 国が整理
ほとんどすべての言語は、本来、だれか特定の人がつくったわけじゃない。たぶん、大昔の人間が身ぶり手ぶり、声色を使って合図をしていたのが、次第に発達して、いまの言葉になったんだ。地球は広いから、いろんな場所でいろんな言葉が発達したんだね。
でも、すべて自然のままになっているわけでもない。たとえば韓(かん)国(こく)語(ご)のように、話し言葉は自然に生まれたけれど、それを書くための文(も)字(じ)は人工的につくった言葉もある。トルコ語のように、書くための文字をアラビア文字からアルファベットに変えた言葉もあるよ。日本でも、地域ごとにいろんな言葉があるけれど、どれが「方言」でどれが「標準語」かは、国が決めている。学校で「方言」は習わない…
この記事は有料記事です。
残り1264文字(全文1676文字)