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プーチン時代

検証・ロシアの今/3 「戦争を耐え抜いた記憶」 「不死の連隊」思想

「不死の連隊」の行進に参加し、赤の広場に向かう人々。2015年に始まった戦勝記念日の恒例行事だ=モスクワ・トベリ通りで2017年5月9日、杉尾直哉撮影

 「我々には、(第二次大戦に)勝利した世代、祖国のために命を落とした人々、戦後に国家を建設・復興させた人々に対し、道義的な責任がある」(2017年4月20日、モスクワで開かれた政府会議でのプーチン大統領の発言)

 ロシアの対ドイツ戦勝70周年となった15年5月9日、モスクワ中心部のトベリ通りには、おびただしい数の市民が集まった。大戦に従軍して戦死した遺族の顔写真を手に、赤の広場へ向かって行進した。目抜き通りいっぱいに広がる人々の流れは大河のようにも見えた。プーチン大統領も、父ウラジーミルさんの顔写真を手に、この行進に赤の広場で合流した。

 「不死の連隊」と呼ばれるこのデモ行進は、対独戦勝記念日に合わせて、その年、初めてモスクワで実施され、以降毎年行われている。第二次大戦でのソ連の戦死者は2700万人とも3000万人とも言われ、各国の中でも犠牲者数が飛び抜けて多い。当時、ソ連は米英などと協力してナチス・ドイツを打ち負かした。「不死の連隊」は、連合国の大戦勝利に対するソ連の多大な貢献を正当に評価すべきだ--というプーチン氏の思想を体現…

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