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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第76期名人戦A級順位戦 深浦康市九段-広瀬章人八段 第49局の1

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4勝4敗同士

 名人挑戦の可能性を残すか、あるいは最終局に降級の恐れを抱きながら戦わなければならなくなるのか……。4勝4敗同士の両者の対戦は、その結果次第で天と地ほどに大きく分かれる一番だ。

 対局開始10分前、静寂に包まれた対局室で「ポキ」と広瀬の指を鳴らす音が響いた。深浦は前髪をちょこっとなでて瞳を閉じる。両者に挟まれた盤上は戦いが始まる前から気迫に満ちていた。

 深浦と広瀬といえば、2010年に王位戦のタイトルを争ったことが思い出される。当時は「振り穴王子」と呼ばれていた広瀬も近年はすっかり居飛車党に変身し、角換わりの注文を受けて立った。先手が9筋の端を詰めた局面は実戦例が2局あり、うち1局は深浦が後手を持って指した将棋である。深浦は[先]9五歩に対して[後]6四角と打ったが、本局の広瀬は[後]5四銀と出た。

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