- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

谷口亮(たにぐち・りょう)さん(43)
昨年2月、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で偶然見つけたマスコット募集。ものの2分で描いたラフスケッチが、世界へ発信されるマスコットの原形となった。市松模様と桜の花びら。日本の伝統と自然を近未来のイメージに落とし込んだ2頭身のキャラクターだ。「うれしかったし、賞金が入るので『首の皮がつながった』とほっとした感じ」。口元が緩む。
物心ついた頃には絵を描くのが好きだった。福岡市の高校を出て米国のカレッジで美術を学んだ。帰国後、何気なく描いた2頭身のキャラクターを父が褒めてくれた。父もイラストレーターで尊敬していた。「プロの目で評価してくれた」。方向が固まった。
この記事は有料記事です。
残り363文字(全文673文字)