メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

経済観測

震災から7年 故郷とは=経営共創基盤CEO・冨山和彦

 東北地方にもあの大震災から7度目の春がやってきた。私たちのグループ企業であるみちのりホールディングスの地方バス会社群はその後さらに仲間を増やし、従業員約5000人が、今日も被災地を含む地域住民の足として頑張っている。

 形の上では被災地域の復興は進み、被災者の多くが復興住宅等に移ることができた。しかし、それで「故郷(ふるさと)」が取り戻せたかというと、程遠い現実が見えてくる。

 そもそも故郷とは何か。単なる場所のことなのか。新しい住宅に移った人にとっては、それが同じ市町村であっても、顔見知りではない人々と隣近所となるケースが少なくない。高齢者が多い被災者にとって、しかも震災で家族を失った人も少なくないなかで、今からそこで心を開ける人間関係を築くことは容易ではない。故郷を故郷たらしめているのは、長い時間を共有し、恥ずかしいことも、弱みも、お互いに知りつくし、本音で泣いたり…

この記事は有料記事です。

残り308文字(全文697文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 新型コロナ 「ぜひ旅行なさって」 「GoTo」に横浜市長 /神奈川

  2. 東京23区封鎖と全員PCR検査を

  3. 「GoTo」反対署名、5日間で9万人超 「その予算を医療現場や被災地に」

  4. 東京都内で新たに280人台の感染者 過去最多

  5. 感染者と同席「コロナパーティー」 「無敵」と参加の30歳死亡 「間違いだった」言い残し

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです