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深い傷

ユッケ集団食中毒 妻と義母死亡 過失被害に補償なく

 「パパ……」。2011年4月下旬、富山県砺波市の病院のベッドで、小西由佳さん(当時43歳)は傍らの夫政弘さん(54)にそうつぶやくと、意識を取り戻すことなく5月4日に息を引き取った。その翌日には由佳さんの母美智子さん(同70歳)も死亡。いずれも生肉のユッケを食べたことによる食中毒死だった。

 小西さん夫妻は同年4月23日、家族5人で同市の焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす砺波店」を訪れた。当時高校2年の長女(23)の17歳の誕生日祝いで、たわいない会話に興じながら食事を楽しんだ。注文した料理にユッケがあった。

 異変が起きたのは2日後だった。当時中学3年だった長男(20)を皮切りに政弘さんを除く4人が腹痛などを訴え次々と入院。いずれも溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症していた。政弘さんは「入院までして治療しているから大丈夫だろう」と考え、その後の事態を予想できないでいた。

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