平田オリザさん

主宰劇団と自身、拠点を兵庫・豊岡に 首都圏偏重、対案を示す 世界と戦える文化的インフラと土壌

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
=幾島健太郎撮影
=幾島健太郎撮影

劇作家・演出家 平田オリザさん

 日本の現代演劇を代表する劇作家・演出家の一人である平田オリザさん(55)が、主宰する劇団「青年団」の拠点を東京から兵庫県豊岡市に移し、自身も移住することを明らかにした。豊岡市は2014年に舞台芸術の滞在制作施設「城崎国際アートセンター」を開設し、演劇を中心としたまちづくりに取り組んでいる。経済だけでなく、文化・芸術の首都圏への一極集中が進む中、「創造の場が首都にある必要はない」という平田さんに、地方で演劇に取り組む意味を聞いた。【関雄輔】

 1983年に旗揚げした青年団は、現代口語による「静かな演劇」と呼ばれるスタイルで90年代以降の演劇界をリードしてきた。平田さんは東京出身で、生活と演劇活動の拠点を東京に置いてきたが、02~07年に埼玉県富士見市の劇場の芸術監督を務めてから、地方に移る可能性を考えるようになったという。

この記事は有料記事です。

残り1967文字(全文2347文字)

あわせて読みたい

ニュース特集