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原発避難訴訟

「家族だけは守りたい」将来の不安残す

記者会見で判決について話す原告団長の鴨下祐也さん(手前)=東京都千代田区で2018年3月16日、宮間俊樹撮影

 「4度、国の責任が認められた」。東京電力福島第1原発事故を巡る避難者集団訴訟で、国と東電を指弾し、自主避難者の被害を認めた16日の東京地裁判決。事故から7年が過ぎた今も、先の見えない自主避難を続ける原告は胸をなで下ろすとともに、将来への不安の声も漏らした。【近松仁太郎、石山絵歩】

 「長女の名は、私が生まれ育ち、大好きだった福島県楢葉町の海から付けました。一日も早くあの海を見ながら、娘にその話を伝えたい」。40代の原告男性は昨年1月、東京地裁の法廷で、被告の国と東京電力を前に訴えた。それから1年2カ月たち、裁判は判決を迎えた。しかし、長女が7歳になった今も願いはかなわぬままだ。

 判決で、男性は賠償の上積みを認められ「避難後ずっと不安と葛藤の中にいたので、ほっとしている」と喜ん…

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