児童９０人が甲子園体感　キッズフェス

　第９０回記念選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力）の記念事業「センバツ・キッズフェスタ」が１８日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれ、全国から公募された小学１～３年の男女９０人が野球に親しんだ。

　野球人口の減少に歯止めをかけようと、低学年の子どもがバットやボールに触れる機会を作る目的。神奈川・横浜高の渡辺元智元監督（７３）、石川・星稜高の山下智茂元監督（７３）らの指導でティーの上に置いたボールを打ったり、外野の芝生でキャッチボールをするなどした。

　福井県小浜市から参加した小学３年の片岡紗依さん（８）は「いっぱい打球が飛んで楽しかった」と笑顔だった。昨秋のＵ－１８（１８歳以下）ワールドカップで高校日本代表監督を務めた小枝守氏（６６）は「野球は楽しいということが一人でも多くの子どもに伝われば」と話した。【安田光高】