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童話作家 なかじまゆたかさん 子供の笑顔が原動力 /奈良

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ウミガメを題材とした童画を手にするなかじまゆたかさん=奈良県橿原市葛本町で、大西咲子撮影
ウミガメを題材とした童画を手にするなかじまゆたかさん=奈良県橿原市葛本町で、大西咲子撮影

なかじまゆたかさん(68)=橿原市

 各地からの依頼で郷土由来の童話を作ったり、童画展を開いたりと、精力的に活動する。妖精や動物を主人公とした話が多く、「想像を膨らませて楽しんでほしい」と話す。

 生まれつき足が不自由で、小学3年から「東大寺整肢園」(現・東大寺福祉療育病院)に入所。母親と離れて暮らす寂しさを紛らわすために、絵を描き始めた。走ったり空を飛んだりできる空想の話を作って友だちに聞かせると、体が動かない子も目を動かして喜んでくれた。「展示会で子供の笑顔を見ると、整肢園の仲間を思い出す」。今も子供の喜ぶ顔が創作の原動力だ。

 大学卒業後に橿原市役所に就職。施設で繰り返し読んだグリム童話の古里を訪ね、新たな着想を得て童話を書きためた。2005年に退職し、創作活動に専念。翌年に初の展示会を開いた。

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