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平和をたずねて

軍国写影 反復された戦争/63 日本軍の「焼き殺し」追体験=広岩近広

 岐阜県西部の山間地に、真宗大谷派の勝善寺(揖斐川町東横山)を訪ねた。住職の横山周導さん(93)は、僧侶であり、シベリア抑留の体験者だが、1918(大正7)年8月にシベリア出兵が宣言されたときには、生まれていなかった。

 だが横山さんは、シベリアに派兵された日本軍による「イワノフカ村焼き打ち事件」を、村民の立場から追体験した。19年3月22日に起きた事件について、横山さんはこう語る。

 「アムール州のイワノフカ村は、州内屈指の豊かな農村でした。シベリア出兵時の日本軍が、この村を襲撃し、1歳半の女の子を含めて293人の村民を殺したというのです。このうち36人は小屋に押し込められて、生きたまま焼き殺されました。大勢の無辜(むこ)の民が虐殺されていたのですから衝撃でした。私は中学の社会科教師をしていましたが、日本側の歴史から消されていたのでしょうか……。何も知らなくて、恥ずかしい思い…

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