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羽生宏人さん=小型衛星を載せた「電柱サイズ」ロケットの開発責任者

 「このままで終わらせたくない」という気持ちが勝った。

 2015年から2年をかけ、人工衛星を載せることができる電柱ほどの大きさのロケット「SS520」4号機を開発した。17年1月、満を持して打ち上げたものの、わずか20秒飛んだだけで失敗。管制室の空気は凍り付き、壁かけ時計が秒を刻む音だけが響いた。原因がわからないまま臨んだ記者会見では、失敗した事実だけが3行ほど書かれた紙を手に、何も答えられなかった。

 科学観測に使われていた「SS520」を改良し、人工衛星を飛ばす。研究者の間では語られていたが、誰も手がけなかったミッションだった。折しも途上国など世界的に小型衛星の打ち上げ需要が高まっていた。「安価で日本の技術を生かせるロケットを造ろう」と発起。使用実績のある小型ロケットをベースに、家電に使われる日本製の量産部品で改造を加えた自信作だった。一瞬でだめになり、「もう研究者として生きていけない」とま…

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