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第94回センバツ高校野球

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英明再び

支える人/下 伊藤新一コーチ/細谷裕信トレーナー /香川

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「投手は冷静であれ」と 伊藤新一コーチ(52)

ノックをする英明の伊藤新一コーチ=高松市国分寺町の同校グラウンドで、潟見雄大撮影 拡大
ノックをする英明の伊藤新一コーチ=高松市国分寺町の同校グラウンドで、潟見雄大撮影

 投手コーチとしてチームに帯同する。「野球は投手の出来で試合が決まる。チームの要であり、良いときも悪いときも試合を作らなくてはいけない」が持論だ。

 香川智彦監督が指揮を執った寒川でエース左腕として活躍。40歳の時には国体の軟式野球で全国優勝も果たした。今でも130キロ近い直球を投げ、打撃投手を務める。現役の時は「マウンドにグラブを投げつけた」と言うほど感情をむき出しにした。しかし今はそれを反面教師とし、投手は冷静であれと教える。「打者は打てばヒーローになるが、投手は抑えて当たり前と思われる。理不尽だが、感情を出さずに淡々と投げるべきだ」と話す。

 エースの黒河竜司投手(2年)について「素質はあったが、昨夏は精神的な面で未熟だった」。すぐに気持ちが出てしまう点を指導すると、昨秋以降は見違えるように安定感を増した。センバツに向け、「黒河が本来の投球をすれば勝利は近づく。万全な状態で送り出したい」。

監督から全幅の信頼 細谷裕信トレーナー(55)

英明の選手にトレーニングを指導する細谷裕信トレーナー=高松市国分寺町の同校グラウンドで、潟見雄大撮影 拡大
英明の選手にトレーニングを指導する細谷裕信トレーナー=高松市国分寺町の同校グラウンドで、潟見雄大撮影

 月に1度、東京から香川を訪れ、英明ナインにトレーニングや調整方法を教える。重視して伝えるのは、やみくもにトレーニングをするのではなく、いかに野球の動作に結びつけるかを考えることだ。

 全国各地のチームを指導し、山形中央(山形)や聖光学院(福島)などを甲子園の常連校に育てた。香川智彦監督と30年以上の付き合いがあり、英明は創部3年目から指導。選手は毎日のトレーニングを続けてきた。

 香川監督は「英明を支えているのは細谷さん」と全幅の信頼を寄せ、山上慎太朗選手(2年)も「プロ選手も例にして指導してくださるのでイメージしやすい」と話す。

 強豪校を指導した経験から甲子園での調整法も伝える。「ウオーミングアップする場所が狭い」「練習は1日2時間。バス移動も多い」などと具体的だ。現チームに向けては「打撃のよい選手が多く力がある。しっかりと調整して実力を出せば、必ず結果は付いてくる」と太鼓判を押す。(この企画は潟見雄大が担当しました)

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