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殺陣講座

東映が磨いた技伝授 京都の俳優養成所で来月から 時代劇人気で需要増/業界の高齢化に一石

東映俳優養成所に設けられた殺陣の稽古場=京都市右京区で、北林靖彦撮影

 東映俳優養成所(京都市右京区)が4月から、映画やテレビの時代劇の格闘シーンに必要な殺陣を学ぶ講座を始める。殺陣は師匠に弟子入りするか、養成所で科目の一つとして学ぶのが一般的だが、講座は殺陣師や殺陣のできる俳優の養成に特化。養成所は東映京都撮影所の運営で、時代劇の作り手がこのような講座を設け指導するのは珍しい。【北林靖彦】

     講座は初心者向けと現役俳優向けの二つでそれぞれ週1回、夜間に開講。東映京都撮影所で活躍中の殺陣師集団「東映剣(つるぎ)会」のメンバーが指導に当たるほか、初心者向けでは時代劇の基礎を学ぶ講座もある。

     開講の背景には時代劇人気の復活がある。近年、テレビの視聴者層の高齢化や時代劇映画の海外需要の高まりから「水戸黄門」(BS-TBS)や「池波正太郎時代劇 光と影」(BSジャパン)、「池波正太郎時代劇スペシャル」(時代劇専門チャンネル)などBSやCS放送を中心に新作が増加傾向にある。だが、指導する殺陣師の高齢化や人手不足が深刻で、製作現場から改善を求められていた。また俳優が所属する芸能事務所からは「殺陣を教えてほしいが、どうしたらいいのか」という声も寄せられるようになった。そこでプロデューサーとして多くの時代劇を手がけてきた進藤盛延(もりのぶ)・東映京都撮影所俳優部部長(58)が新設を決めた。

     かつて「日本のハリウッド」と呼ばれ、東映、松竹、大映など多くの撮影所がひしめいた映画産業の中心地、京都では多くの殺陣師が名優の演技を支えてきた。全盛期に比べ時代劇が減った今も、刑事ドラマや特撮ヒーロー作品、宝塚歌劇など活動の場は広がっている。

     進藤部長は「関西で役者をやっていると殺陣が必要になってくる。また『東映剣会』のベテランが教えることで殺陣師の道も広がり、質も上がるだろう。それをきっかけに映画会社の枠を超えて関西の映像文化を盛り上げたい」と話している。問い合わせは養成所(075・862・5053)。

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