第90回選抜高校野球
開幕 感謝、晴れ舞台 緊張の大役、ベスト誓う 瀬戸内・新保主将
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<2018 第90回記念センバツ高校野球>
90回の記念大会となったセンバツは23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。前日まで雲に覆われていた空もこの日は晴れ上がり、選手たちの入場行進や国歌独唱、選手宣誓の度に、銀傘は大きな拍手に包まれた。球児らの13日間の春が始まった。
開会式で選手宣誓した瀬戸内(広島)の新保利於(しんぽりお)主将(3年)は「高校生らしく、大好きな野球ができることへの感謝を伝えられた」と笑顔を見せた。
人前で話すのは大の苦手。組み合わせ抽選会で引き当てた時は不安だったが、「小学生の時から憧れた舞台で大役を果たせる」と気を引き締めた。夕食や点呼の度、チームメートの前に立ち、1日100回以上の読み上げ練習をこなし、本番を迎えた。
伝えたかったのは「支えてくれる人への感謝」。中学時代は右肘の故障に苦しみ、レギュラーに定着できなかったが、両親は「利於は大丈夫、頑張れ」と励まし続けてくれた。「参加できるのは家族や友人、仲間のおかげ」と、いつも思っていることを素直に宣誓に盛り込んだ。
瀬戸内では守備の要でもあり、27年ぶりのセンバツ出場を決めたチームを引っ張る。開幕日第3試合が初戦。「試合より緊張する宣誓が無事終わった。自分たちの野球をして初戦を突破したい」と意気込んだ。【小山美砂】
国歌高らかに 茨城の冨永さん
開会式では、茨城県立水戸三高音楽科を今春卒業した冨永春菜さん(18)が国歌を独唱し、伸びのある声がスタンドに響き渡った。
「前日のリハーサルで甲子園の広さを感じることができた。自分のやってきた練習の成果を出し、歌声を響かせたい」と話していた冨永さん。この日は壇上に立った後も落ち着いた様子で、表情豊かに歌い上げた。
冨永さんは昨年、全日本学生音楽コンクール全国大会声楽部門高校の部で1位に輝き、今春から東京芸術大に進み、オペラ歌手を目指す。【川崎健】
鈴木長官、始球式
鈴木大地・スポーツ庁長官は開幕戦での始球式でマウンドに登ると、バックスクリーン方向を向き、両手を上げてナインに「行くぞー」と大きな声をかけた。振りかぶって投じた一球は高めに浮いたが、笑顔でバッテリーと握手していた。
選手宣誓全文
我々選手一同は、第90回という記念すべき大会に参加できることを喜ばしく思います。そして、応援してくださっている学校関係者、大切な家族、友人、チームメートの支えに感謝しています。この甲子園では3989校の代表として、大好きな野球ができることに感謝し、ゲームセットの瞬間まで、ベストを尽くし、感動を与えるようなプレーをすることを誓います。
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