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習1強体制の中国

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 「習近平帝国」への布石か。中国の全国人民代表大会(国会)は「2期10年まで」と定められている国家主席任期の上限を撤廃する憲法改正案を可決した。習近平国家主席は2期目の任期が切れる2023年以降も権力の座にとどまり、終身国家主席も可能に。背景や国内外への影響を中国事情に詳しい3人に論じてもらった。

中央統治のルール強化 金野純・学習院女子大准教授

 中国では1949年の建国以来、54年、75年、78年、82年に抜本的に憲法が書き換えられてきた。それ以降も時代に応じて憲法改正が重ねられており、改正自体は目新しいことではない。現行憲法は毛沢東時代の反省を踏まえて定められたものだ。今回の改正は当時の統治構造の見直しも含んでおり、過去の改正と比較すると大きな変化だと言える。現行憲法では国家主席について「連続就任は2期を超えてはならない」と規定されて…

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