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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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第90回選抜高校野球

開会式 とうとう来た 駒苫、大舞台で入場行進 /北海道

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一斉行進する選手たち=阪神甲子園球場で、本社ヘリから三村政司撮影
一斉行進する選手たち=阪神甲子園球場で、本社ヘリから三村政司撮影

 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

 第90回記念選抜高校野球大会が開幕した23日、駒大苫小牧の選手たちは開会式で、校名のプラカードを持つ三好雄大選手(3年)を先頭に甲子園の土を踏んで行進した。

駒苫「ナンバーワンポーズ」をする高桑大さん=苫小牧市新開町の「らーめん縄文」で 拡大
駒苫「ナンバーワンポーズ」をする高桑大さん=苫小牧市新開町の「らーめん縄文」で

 前年の優勝・準優勝校に続く3番目の入場。式の後、大槻龍城主将(同)は「とうとう甲子園に来たなと思った。観客もたくさんいて、気が引き締まる」と話した。

 今回はベンチ入りを果たせなかった三好選手は「チームを代表できてうれしい。緊張はせず、歩くことだけに集中した。夏にはベンチ入りして甲子園に戻ってきたい」と目を輝かせた。

 選手たちはこの日、大阪府豊中市の球場で約2時間半にわたり最終調整をした。それぞれが軽快な動きを見せ、佐々木孝介監督は「仕上がりは良い。実戦練習では本塁打を含めて長打があり、打撃の力も伸びている」と自信を見せた。

 道原慧選手(3年)は「相手はいいチームだが、向こうの野球に左右されず自分たちの泥臭い野球を100%出したい」と誓った。

 駒大苫小牧は大会第2日(24日)午前11時半から、静岡(静岡)と対戦する。【源馬のぞみ】

大盛りで「食トレ」貢献 ラーメン店長 激励、差し入れも

 「駒苫野球部が大好き。何でもしてあげたいと思っている」。午前11時の開店と同時に地元の客が詰めかける苫小牧市の人気ラーメン店「らーめん縄文」の店長、高桑大さん(47)は、にこやかに語った。【源馬のぞみ】

 大槻龍城主将(3年)や佐藤大善選手(同)ら多くの駒大苫小牧の選手が通い、大西海翔投手(同)は「店で応援してくれ、いつも勇気づけられる。甲子園で勝って、良い報告をしたい」と意気込む。

 市内出身で高校卒業後にミュージシャンを志していた高桑さんは「自分で食べ物を作りたい」と2001年、駒大苫小牧から歩いて5分もしない住宅街に店を構えた。

 開店3年目の昼、来店した一人の高校生の様子に驚く。「絶対に負けないという闘う男の目をしていた」。その後もたびたび仲間とラーメンを食べにきたこの高校生が、当時2年生だった佐々木監督だと知った。

 佐々木監督が主将として出場した04年、駒大苫小牧はどんどん勝ち進み、全国の頂点に立った。野球経験があり大の高校野球好きだったが、「北海道は野球が弱い」と劣等感を感じていたという高桑さんは、地元チームの快挙に誇らしさでいっぱいになった。

 今も昔も部員に「ちゃんと食べて太れ」と言い聞かせ、ご飯を大盛りにしたりギョーザやチャーシューを増やしたりして「食トレ」に貢献。大会前の激励会で焼き鳥500本を差し入れることもあった。高桑さんは「店員同士のあいさつは、駒苫の(野球部と同じ)ナンバーワンポーズになっています」と顔をほろこばせる。

 佐々木監督が09年に指導者として帰ってきてからは、野球部グラウンドにある監督室にも足を運んで励ますようになった。

 試合に臨む選手に対して「自分たちのやってきたことや、日々の思いを一気に爆発させ、頑張ってほしい」とエールを送り「帰ってきたらラーメン、ギョーザ、エトセトラが苫小牧で待ってるぞ!」と選手の凱旋(がいせん)を待ち望んでいる。

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