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第94回センバツ高校野球

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第90回選抜高校野球

東筑接戦、夏の糧に(その1) 集中力で粘りの野球 聖光学院に3-5 /福岡

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試合に敗れ、引き揚げる東筑の選手たち 拡大
試合に敗れ、引き揚げる東筑の選手たち

 <センバツ甲子園>

 第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の開幕試合に出場した県代表の東筑は3-5で聖光学院(福島)に敗れ、涙をのんだ。一回表に先制を許したが、その裏には好機を逃さず逆転。同点に追いつかれたが三回裏には再びリードを奪った。石田旭昇(3年)、林大毅(同)の両投手が粘りの投球を見せ、接戦を演じた東筑ナインにスタンドからは惜しみない拍手が送られた。【木村敦彦、川口峻】

 ▽1回戦

聖光学院

  110010002=5

  201000000=3

東筑

最後まで全力で

 序盤から勝負強い打線が光った。1点を追う一回裏、先頭の阿部泰晟選手(3年)が左前打で出塁すると、田中将悟選手(3年)の犠打で得点圏に送り、和久田秀馬選手(2年)、藤原圭一郎選手(同)の適時二塁打で逆転に成功した。藤原選手の母和歌子さん(44)は初球をはじき返した積極的な打撃に「普段はあまりおしゃべりな子ではないけれど、甲子園に旅立つ朝に『初球から全力で振る』と言っていた。その言葉通りのスイングでした」と目を細めた。

 同点で迎えた三回には、阿部選手が四球で出塁すると田中選手、和久田選手の連打などで勝ち越しに成功し、スタンドを大いに沸かせた。

 投手陣も集中を切らさない投球で踏ん張った。先発の石田投手は、緩急をつけた投球で要所を締めた。四回には1死二、三塁の危機を迎えたが、コーナーを丁寧に突いてゴロを打たせ、無失点で切り抜けた。2点を勝ち越された九回1死二塁から登板した林投手も持ち味の力強い直球を中心に組み立て追加点を許さなかった。石田投手の父克(かつみ)さん(46)は「こんな大舞台まで連れてきてくれただけでも、ありがとうと言いたい」と話す。

 最終回の攻撃でも走者を出し、最後まで諦めないナインに、スタンドから大きな声援が送られた。

 試合後、石田投手は「立ち上がりの制球がまだまだ」、林投手も「夏までにもっと制球を磨いて帰ってくる」と自分に厳しい言葉で夏の甲子園へ向けた決意を語った。野球部元主将の美容師、今井康裕さん(43)は後輩の奮闘を「仕事を休んできたかいがあった。夏も楽しみだ」とたたえた。

〔福岡都市圏版〕

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