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小林由佳(こばやし・ゆか)さん(21)
90年以上の歴史を誇る東京六大学野球リーグの慶大で、他の5大学を含め史上初の女性主務となった。「恐縮です。まだ不安の方が大きくて」と初々しい。
野球好きな両親の影響で、小さい頃から野球への親しみはあった。マネジャーを志したのは東京・慶応女子高3年の夏。神奈川・慶応高の応援に行き、試合に敗れた選手たちの涙を見たのがきっかけだ。「身近でサポートし、あの時泣いた選手たちと、大学では笑顔になりたいと思った」
主務は、連盟との連絡役、選手の取材応対も含めたチーム運営全体を任される。迅速な対応が求められ、これまでは寮に住み込み可能な男子部員が務めてきた。しかし1年春に同学年の男子マネジャーが去り、補充するため選手から転向した別の男子も3年春に退部し、学年唯一のマネジャーに。昨秋の新体制発足を前に「機会があるなら、主務に挑戦したい」と監督に伝え実現した。現在は自宅から約1時間かけて合宿所に通う。
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