大阪府茨木市教委は23日、切り妻屋根の高床建物5棟が描かれた弥生時代中期後半(約2000年前)の土器が、中河原遺跡から出土したと発表した。5棟以上の建物が描かれた弥生土器は全国3例目だが、切り妻屋根の建物ばかりの土器は初めて。絵は豊作を祈る祭祀(さいし)の場を表しているとみられ、市教委は「当時の人々の精神世界を知る上で貴重な発見」としている。
市教委が2016年から発掘し、9点の土器片を見つけた。接合後の大きさは縦21・5センチ、横25・5センチ。確認された大小5棟の建物はいずれも同じ構造で、V字形の棟飾りを持つ屋根の下に3本の長い柱が描かれていた。中央に配置された建物だけが小さく、左右に張り出した棟を支える柱や、はしごがかけられた建物もあった。
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