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第94回センバツ高校野球

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第90回選抜高校野球 将来見すえた継投

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 <センバツ高校野球>

 3投手で1試合を戦う継投策で注目された国学院栃木だが、柄目監督はこれまでもずっと複数投手で戦ってきた。2009年10月に監督就任以降、夏の地方大会では1投手で戦い抜いたことがない。その理由は「彼らの将来のため。けがをさせたくない」との思いからだ。

 国学院栃木は国学院大の付属高とあって、大学でも野球を続けたいと考える選手が入部してくるという。そんな選手たちに触れて「高校野球で終わらせず、未来につなげないといけない」と、05年4月に同高コーチとして指導者業を始めた時から考えていたという。

 ただ、大学を見据えながら高校野球でも勝利を目指すのは容易ではない。まずはエースを育て、それを救援する投手を作るなど試行錯誤をしてきた中で生まれたのがこの戦い方だった。

 開幕試合に勝利した聖光学院も3投手で継投した。秋の段階から3投手で戦うことを選手に伝え、エース以外の投手を育て、そして起用したからだ。

 日本高校野球連盟が投手関節機能検査を実施し、複数投手制の奨励でベンチ入り選手数が1人増えて16人になったのが1994年。今大会からは健康管理を目的に延長十三回からタイブレーク制度が導入され、新たな転換期を迎えた。そんな大会の開幕日に複数投手制を敷く2チームが勝利したのは、投手の負担軽減を考える上で、意義があると思う。【安田光高】

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