笹子トンネル事故

施設の改修進まず 再発防止策、道半ば

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崩落事故はインフラ老朽化対策としての公共事業への関心を高めた。天井板の撤去中の中央道の笹子トンネル上り線=甲州市で2013年1月15日、小出洋平撮影
崩落事故はインフラ老朽化対策としての公共事業への関心を高めた。天井板の撤去中の中央道の笹子トンネル上り線=甲州市で2013年1月15日、小出洋平撮影

 中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故で、甲府地検は23日、業務上過失致死傷容疑で書類送検された中日本高速道路の当時の社長らを不起訴処分とし、一連の捜査は終結した。トンネルの設備が落下し、9人もの犠牲者が出た前代未聞の事故はインフラの老朽化対策に警鐘を鳴らした。だが施設の改修には巨額の費用が必要で、再発防止の取り組みは道半ばだ。【井川諒太郎】

 事故を受け、国土交通省は笹子トンネルと同様につり金具で天井板を支える構造のトンネルを緊急点検し、2月1日現在、トンネル最上部でつり金具を固定するアンカーボルトの強度に不安がある42本のトンネルの天井板を撤去した。

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