原発事故

復興作業員、長い帰宅後 避難者の家シェア

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シェアハウスで過ごす復興作業員の男性たち=福島県楢葉町で2018年2月23日、宮武祐希撮影
シェアハウスで過ごす復興作業員の男性たち=福島県楢葉町で2018年2月23日、宮武祐希撮影

 東京電力福島第1原発事故の避難指示が解かれた地域で、避難者らが残した空き家に原発廃炉や除染などに従事する「復興作業員」が数人で住み込むケースが目立っている。全国から集まる作業員のシェアハウスとして、帰還者の少ない解除区域で増える空き家が有効活用されている格好だ。

 雑木林を貫く道沿いにぽつんと明かりがともる。第1原発の南約20キロにあり、廃炉の前線基地である福島県楢葉町。白い木造平屋建て住宅から声が漏れた。

 「米、炊いとくわ」。2月下旬の夕、原発の廃炉作業員として働く大阪出身のケンイチさん(49)=仮名=が隣室に住む男性に声を掛け、夕飯の米2合を研ぎ始めた。自身が誘って原発で一緒に働き始めた九州出身の40代の同僚作業員だ。

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