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第94回センバツ高校野球

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土壇場で打線つながった 明秀日立

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【明秀日立-瀬戸内】九回表明秀日立無死一、三塁、増田が右前適時打を放つ=阪神甲子園球場で2018年3月23日、猪飼健史撮影 拡大
【明秀日立-瀬戸内】九回表明秀日立無死一、三塁、増田が右前適時打を放つ=阪神甲子園球場で2018年3月23日、猪飼健史撮影

 ○明秀日立(茨城)4-3瀬戸内(広島)●(1回戦・23日)

 安打を積み重ねるも、あと1本が出ない。瀬戸内のエース浴本に粘られるもどかしい展開が続いていた明秀日立の打線が、土壇場でようやくつながった。

 九回、先頭の有住が左前打で出塁。ここで代打・佐伯が送られた。金沢監督の選択肢に犠打はなく、サインは「打て」。追い込まれながらも佐伯は「相手投手は強気が持ち味。直球が来る」。フルカウントから狙い通りの球を右前に運んで好機を広げた。

 続く打席には主将の増田。三回に自らの失策で失点し、長打を放った一、七回はいずれも走塁ミスで好機をつぶしていただけに、この場面に燃えないはずはなかった。「俺が還す」。初球のスライダーを捉えると、痛烈な打球が一、二塁間を抜け、同点に。さらに犠打で1死二、三塁とし、好投を続けていた浴本を降板させる。後続が一気に決勝点を挙げた。

 センバツ出場を決めた金沢監督は「打ち勝つ野球」を掲げ、冬場は1日500~600球の打ち込みを課してきた。実際、この日も5長打を含む11安打。成果はしっかりと出た。

 「明秀と言えば、打って、打って、打ち勝つというのを作りたい」と指揮官。茨城県北部の「県北(けんぽく)」から29年ぶり出場となった新鋭が、第90回の記念大会で初勝利という歴史的な一ページを刻んだ。【倉沢仁志】

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