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「無風」の行く末

18エジプト大統領選/中 かすむアラブの盟主 外交に力割けず

シリア内戦で廃虚と化した首都ダマスカスのスベイナ地区。エジプトのシシ政権は内戦への積極介入を避けてきた=2017年12月19日、篠田航一撮影

 内戦下のシリアの首都ダマスカス近郊スベイナ地区。アサド政権軍と反体制派勢力の戦闘があったこの地区を昨年12月に記者が訪れた際、検問所で兵士から荷物検査を受けた。記者がエジプトを拠点に取材していると分かると、現場司令官が苦笑した。「なぜエジプト人はシリアを見捨てたんだ? カイロに戻ったらエジプト政府にぜひ聞いてくれ」

 シリア内戦はイランやロシアがアサド政権を支え、トルコや米国が反体制派を支持する構図だが、エジプトのシシ大統領は「政治解決を望む」との姿勢に終始し、軍事支援などの積極介入を避けてきた。シリア情報省の60代職員は「イラン、イラクは利己的で信用できず、エジプトが一番好き。シリアを助けてほしかった」と話す。

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