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『三木武夫秘書回顧録 三角大福中時代を語る』=岩野美代治・著、竹内桂・編

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 (吉田書店・4320円)

 長年三木武夫の秘書をつとめた岩野に対し、三木研究者の竹内・明大講師が6年がかりで計22回インタビューしたのをまとめた。三木には荻野明己、中村慶一郎両氏ら有力秘書もおり、彼らの手になる三木の政治、人物論も多数あるが、最も三木の近くにいて裏方役もこなした岩野の証言は具体的で詳細、かつ意外性もあり、なかなか興味深い。

 1956年12月石橋湛山内閣ができ三木は幹事長に就任するが、その際石橋から打ち明けられた話として、昭和天皇が宮中に参内(さんだい)した石橋に対し岸信介外相人事を憂慮する旨もらした、との秘話を数年後に三木から聞いた、と証言している。

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