メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

待ち遠しい

/58止 作・柴崎友香 題字・画 赤井稚佳

=画・赤井稚佳

前回までのあらすじ

 ゆかり宅での食事会。拓矢が妻の沙希を思いやっているのは彼の本心なのだろうと春子は感じる。ゆかりと人格の違いについて語り合ううちに、春子はゆかりや沙希はもちろん、親友の直美のことすらごく一面しか知らないのだと気付く。

待ち遠しい

 南に向いた縁側には陽光が差し、座っていると暑いくらいだった。青い空の高いところを小型の飛行機が飛んでいき、もっと低いところを鳥が横切っていった。裏手の家も今日は来客があるのか、開け放った窓から子供の甲高い声が聞こえた。

 沙希が、座椅子を持ってきて、春子とゆかりのうしろに腰を下ろした。しかし、二人に話しかけるわけではな…

この記事は有料記事です。

残り2688文字(全文2970文字)

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら
おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 池袋の女性遺体 殺人容疑で大学生逮捕 「手で首を絞めた」 

  2. 北九州市最大のソープランド摘発 経営者ら売春防止法違反容疑で逮捕

  3. 男子高校生を買春容疑、小学校長ら逮捕「欲望を抑えられなかった」

  4. 汚染処理水発言撤回せよ 松井大阪市長に府漁連が抗議文

  5. 国民「自公政権入り」? 玉木氏とN国・立花氏の共演動画が波紋

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです