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支局長評論

周南 基地と原発 /山口

 NIMBYという言葉をご存じですか。「Not in my backyard」。ゴミ処理施設や原発、米軍基地などの必要は認めるけど、家の近くに造られては困る。そんな住民感情を指す言葉です。住民エゴとの非難が込められ、良い意味では使われません。

 住民が迷惑施設に対して、そんな思いを抱くことは非難されるべきものなのでしょうか。原発を建設する際、国は巨額の交付金を自治体に出します。基地のある自治体にも財政的な支援があります。迷惑料です。迷惑を押し付けるけど、金で我慢しろというわけです。

 原発建設で地元に金を出す根拠は、1974年に制定された「電源三法」です。73年の石油ショックを受け、原発建設を進めるために作った法律です。原発建設が進まないのは、住民に「安全性の不安があり」、地元に「何のメリットもない」からと政府は説明しました。「どの程度嫌われているか」を勘案して火力や水力よりも原発に多くの交付金を出す仕組みにしました。同時期に「防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律」(環…

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