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そこが聞きたい

桜の季節と日本人 地域が育て、めでてこそ 3代にわたる「桜守」 佐野藤右衛門氏

 今年も桜前線が日本列島を北上し始めた。すでに各地から満開の便りが届き始めている。別れと出会いの季節を彩る桜。その姿を長年、見守ってきた人がいる。京都で造園業を営み、祖父の代から3代続いて「桜守」と呼ばれる佐野藤右衛門さん(89)だ。今年の桜をどんな思いで見ているのだろうか。【聞き手・森忠彦】

--今年の桜の状態はいかがですか?

 京都では花の付き方が少ないですな。去年の夏が蒸し暑かったんと、春先が雨ばっかりやったからかねえ。つぼみも膨らみも小さいですな。この10年くらい、そういう傾向がありますな。冬がない、言うたらええんやろか。地球温暖化とか異常気象とかいいますけど、理由はわかりまへんが、「何やおかしい」んですわ。わしが子供んころと比べても、冬がなくなってしもうた。冬がなくなったいうことは、本来は植物が寒い冬の間にせんと…

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