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第94回センバツ高校野球

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「勝ち急いでしまった」中央学院の大谷投手

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【中央学院-明徳義塾】九回裏明徳義塾2死一、二塁、谷合(奥)に逆転サヨナラとなる3点本塁打を許し、ぼうぜんとする中央学院の大谷=阪神甲子園球場で2018年3月25日、渡部直樹撮影 拡大
【中央学院-明徳義塾】九回裏明徳義塾2死一、二塁、谷合(奥)に逆転サヨナラとなる3点本塁打を許し、ぼうぜんとする中央学院の大谷=阪神甲子園球場で2018年3月25日、渡部直樹撮影

 ○明徳義塾(高知)7-5中央学院(千葉)●

 試合終了直後は涙が止まらなかった。「あの1球で、校歌を歌っているのが逆だったかもと思うと……」。中央学院の大谷拓海投手(3年)。つかみかけた白星を目前で逃し、甲子園の厳しさをかみしめた。

 一回は直球が上ずり、先頭打者に四球を与えた。さらに自らの犠打野選でピンチを広げる。2死一、三塁から中隈、安田の連続適時打で3失点。ともに甘い直球をとらえられ「四球を気にしすぎた」と悔しがった。二回以降は打たせて取って立ち直ったが、九回も死球でピンチを広げた。初めて浴びたというサヨナラ本塁打は「変化球をうまく使えばよかった。勝ち急いでしまった」と唇をかんだ。

 高校通算25本塁打の打力も武器で、この日は1番での起用。一回の右前打で「チームを勢いづけられた」と振り返ったが、以降は無安打。八回に逆転につながる四球を選んだものの「直球の切れも制球もよかった」と相手エース市川をたたえた。

 二刀流で注目を集めたが、より重視するのは投手の方。「置きにいく投球を続けてしまったので、腕を思い切り振ってストライクを取れるようになりたい」と前を向いた。【野村和史】

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