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第103回全国高校野球選手権

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第90回選抜高校野球

日大山形・西島選手と智弁学園・坂下選手 夢舞台初戦で対戦 お互いの成長たたえ合う /山形

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夢の舞台で再会を果たした日大山形の西島好亮選手と智弁学園の坂下翔馬選手(左)=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で 拡大
夢の舞台で再会を果たした日大山形の西島好亮選手と智弁学園の坂下翔馬選手(左)=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で

 <第90回センバツ>

世界少年野球日本代表で2週間一緒

 25日の第90回記念選抜高校野球大会で、智弁学園(奈良)に惜敗した県代表・日大山形の西島好亮遊撃手(2年)。智弁の坂下翔馬二塁手(2年)とは、中学1年だった2014年夏に米国・メリーランド州で開催された「カル・リプケン12歳以下世界少年野球大会」の日本代表として、約2週間、一緒に過ごした仲だった。

 当時、西島選手は遊撃手を希望していたが、任されたのは投手と中堅。代わりに遊撃手の座を射止めたのは坂下選手だったが、互いに「エース級の投手だった」「名選手」と認め合っていた。

 世界大会決勝戦のメキシコ戦。リリーフで登板したものの安打を打たれ動揺する西島選手に、坂下選手は「焦るな」と声をかけてくれたという。勝利を収めることはできなかったが、準優勝という結果を残し、「甲子園で会おう」と約束した。

 その後は連絡を取り合うことはなかったが、夢だった甲子園の初戦で相まみえることに。試合前、西島選手は「坂下は名選手だが、成長した姿を見せたい」と意気込み、坂下選手は「二塁に来たら意識してしまうが、勝つことに集中したい」と話していた。

 試合では、西島選手は2安打、坂下選手も2安打1打点の活躍。一回裏、坂下選手が二塁打を放つと、西島選手の目を見た。「お前も打てよ」。そう言われた気がしたという。ゲーム終了の整列後、西島選手が駆け寄り、「お互い成長したな。また甲子園で会おうな」と話しかけた。「頑張ろう」と坂下選手が返し、抱き合った。

 西島選手は「やはり坂下は名選手だった。夏に甲子園へ戻ってきて、再び戦いたい」と力を込めた。【的野暁、佐藤英里奈】

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