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シリア難民

「ヨルダン貧困層も要支援」 一時帰国、NICCOスタッフ磯田さん現状報告 /京都

 NGO・日本国際民間協力会(NICCO)の日本人スタッフ、磯田唯子さん(28)=京都市北区=が一時帰国し、シリア難民の現状を報告した。2015年12月から、隣国ヨルダンの首都アンマンの北にあるザアタリ難民キャンプなどで、支援活動をしている。ヨルダン人の貧困層に支援の不公平感が広がっていることから、磯田さんは「難民だけでなく、ヨルダンも含めた支援が必要」と説明した。

     NICCOはシリア内戦が始まった11年1月から難民への人道支援活動を開始した。物資支援のほか、子供の教育支援やPTSD(心的外傷後ストレス障害)緩和のためのカウンセリング活動をしている。

     国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に登録されているヨルダン国内のシリア難民は約65万人を数えるが、不法入国者も多く、実際には130万人を超えているとされる。3月からはヨルダン政府とUNHCRが協力し、申し出れば不法入国を不問にする「アムネスティーキャンペーン」を始め、実態把握と救済に努めているという。

     NICCOは17年度、子供の多い世帯や障害者を中心に、シリア難民約1万人、ヨルダン人貧困層約3000人に対して食料バウチャーを配布した。子供たちの心の傷を癒やし、協調性やリーダーシップを学んでもらうためスポーツに取り組み、演劇発表会もした。

     今月13日に京都市中京区の本部で開かれた報告会で、磯田さんは「難民キャンプには親がいない子供も多いが、ワークショップに参加すると何にでも興味を持ち、とてもにぎやか」と話した。刺しゅうや編み物の製作・販売を通じ女性の生活向上を目指すグループ「JORIA」では、作業に集中し、仲間と笑顔で語り合う姿も多い。彼女たちが作った財布などを紹介し、「いずれ支援なしで自立させるのが目標。人材も育てていきたい」と抱負を語った。【礒野健一】

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