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岐路の風景

大阪に咲いた「西華山房」 多士済々 作家・藤沢桓夫のサロン

大阪自由大学で講演する木津川計さん=大阪市北区で2018年3月19日、三村政司撮影

 かつて流行作家として鳴らした藤沢桓夫(たけお)(1904~89年)が没して来年で30年。大阪市住吉区にあった自宅兼書斎のサロン「西華(せいか)山房」には、作家の織田作之助、五味康祐(やすすけ)、司馬遼太郎、庄野英二・潤三兄弟、詩人の小野十三郎、杉山平一らが集い、「藤沢山脈」を形成した。この山房で育まれ芳香を放った「大阪文化」を再考しようと提言している人がいる。『上方芸能』(2016年終刊)の元発行人で立命館大学名誉教授の木津川計さん(82)だ。「今まさに、大阪の都市格(品格)の分かれ道にきている。改めて西華山房や藤沢山脈にヒントを見いだしたい」と話す。【有本忠浩】

 大阪市内で今月19日、「がめつい都市か含羞都市か~都市格と文化のかかわり」の演題で木津川さんの講演があった。一般社団法人・大阪自由大学の主催。同大が来月から年間を通じて開く連続講座「新・大阪学事始め」のプレイベントとして催された。

 木津川さんによれば「都市格」とは(1)文化の蓄積(2)景観の文化性(3)発信する情報。「都市力」はいわゆる経済力のこと。「残念なことだが大阪の都市格と都市力の低下を痛切に感じている。関西圏で今、都市格を比較すると、私の基準では京都、神戸、大阪の順だ。引き上げるには文化を重視するしかない」と指摘する。

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