選抜高校野球
継投と堅守 新たな歴史作った創成館
毎日新聞
2018/3/26 18:29(最終更新 3/26 18:43)
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○創成館(長崎)3-1下関国際(山口)●
創成館の右翼手・松山の送球がワンバウンドして捕手・平松のミットに収まった。回り込んで滑り込んだ下関国際・浜松を間一髪でタッチアウト。1点リードの七回、同点とされるピンチをしのいだ。
この回、創成館は好投の先発左腕・川原に代えて右腕・伊藤をマウンドに送ったが、2死二塁とされ、迎えた甲山に右前打を許した。だが、松山はベンチの指示で定位置より前におり、「刺せると思った」と自信があった。投手経験者らしい強肩で、俊足の浜松の生還を阻んだ。
昨秋は九州大会初優勝、明治神宮大会準優勝と躍進した創成館。タイプの異なる5投手を擁しているのが強みだ。この日の川原は直球を軸に組み立てていたが、左打者に芯で捉えられ始めたため、上手と横手で投げ分ける伊藤にスイッチ。その伊藤は試合4日前に左ふくらはぎを肉離れし、テーピングをしていて調子は「50%」。本来の球の切れを欠き、九回も1死満塁のピンチを招いたが、2安打を放っていた甲山を内角攻めで狙い通り三ゴロ併殺で仕留めた。
川原が「後ろに(投手が)いるので思い切って投げられる」と強調すれば、伊藤は「川原がリズムを作って最少失点でバトンを渡してくれた」とたたえた。センバツ3回目でつかんだ初勝利に「伝統は作るもの」と稙田監督。継投と堅守というチームの持ち味を発揮し、新たな歴史を作った。【佐野優】
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