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第103回全国高校野球選手権

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「自分が試合を壊した」東邦の扇谷投手

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【東邦-花巻東】東邦先発の扇谷=阪神甲子園球場で2018年3月26日、久保玲撮影 拡大
【東邦-花巻東】東邦先発の扇谷=阪神甲子園球場で2018年3月26日、久保玲撮影

 ○花巻東(岩手)5-3東邦(愛知)●

 降板した四回途中まで無安打に抑えながらも、与四死球は毎回の5。東邦の扇谷莉(おおぎや・らい)投手(3年)。187センチの長身から投げ下ろす直球の制球は安定せず、「自分が試合を壊してしまった」と伏し目がちに振り返った。

 一回から球が荒れた。先頭の右打者への初球は、138キロの直球が内角高めに浮いて左肩に当たってしまった。さらに暴投や四球と独り相撲でピンチを広げ、先制を許した。その後もスライダーやカーブでカウントを整えてから直球で勝負しようとしたが、勝負球をファウルで粘られると、持ちこたえられなかった。

 最速146キロを誇る本格派右腕で、昨秋の公式戦では4完封を含めて防御率1・54。だが、この日は体の開きが早く、右打者の内角を突いた球がそのまま抜け、外角を狙えばシュート回転で甘く入ってしまった。冬場にその悪癖を直したつもりだったが、甲子園は甘くなかった。「もう一度自分を見つめ直すしかない」。エースの責任を背負ったまま、聖地を去った。【浅妻博之】

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